2025年7月5日に起きる災害は、たつき諒氏の「私が見た未来 完全版」での予知夢や、保江邦夫氏の惑星のかけら(隕石)が落下するという予測に基づき、隕石落下による災害と考えた場合、落下する隕石の大きさは約150mから200mと予測されます。
もし、200m級の巨大隕石が海に落下した場合、その衝撃は地震や津波を引き起こし、広範囲にわたる災害を引き起こすでしょう。
その隕石がフィリピン海の東500Km地点に落下したと仮定して、フィリピン、日本、その他の周辺国に及ぼす影響について考察します。
隕石落下の座標を「(19.4914108, 132.5509603)」と、仮定します。
隕石の衝突による地震は、M9.95と推定され、衝突地点から放射状に波が広がります。
CONTENTS
日本の被害
隕石がフィリピン海に落下した場合、日本に地震や津波が到達するまでの時間は、隕石の落下地点、衝撃の規模、地形、津波の速度などによって異なりますが、その被害は、地震波、津波、火山活動の誘発など多岐にわたります。
地震の到達時間
フィリピン海から日本までの距離は約2000Kmと仮定すると、最速の地震波の場合、日本に到達するのにかかる時間はおおよそ3~5分です。
これは非常に短い時間であり、地震の前触れもなく突然の揺れに見舞われる可能性が高いことを意味しますが、この地震波は直接的な揺れを引き起こすものではなく、むしろ地殻を通じて伝わる振動として感じられる可能性が高いです。
実際の破壊的な揺れは、これよりも遅れて到達する可能性があります。
地震の規模は、M7以上で、震度5強から6強の揺れを引き起こす可能性があり、建物やインフラに被害が生じるでしょう。
被害の範囲は、東北地方から九州地方にかけて広範囲にわたる揺れが発生し、古い建築物や耐震性の低い構造物は倒壊の危険性が高くなります。
また、地震による火災の発生も懸念されます。
津波の到達時間
津波の速度は水深によって異なり、深い海では津波の速度は最大800 km/h(約220 m/s)に達することがありますが、浅い海では速度が落ちます。
フィリピン海から日本の沿岸までの距離が約2000Kmとすると、到達時間は約2.5時間(150分)です。
地震波よりもはるかに遅いですが、それでも非常に短い時間であり、迅速な避難が必要となります。
しかし、実際の津波の到達時間は、海底の山脈や海溝や海岸線の形状によって、津波が減速したり、方向が変化するため、この理論値よりも長くなる可能性があります。
津波は一度に全ての沿岸に到達するわけではありませんので、最初の波が到達してから、数時間にわたって複数の波が押し寄せる可能性があります。
最初の波が最大とは限らず、場合によっては、2波目、3波目がより大きくなることもあります。
津波の高さも到達時間に影響を与えます。
一般的に、津波は浅い海に近づくにつれて速度は遅くなりますが、高さが増します。
これは、深海では波高が低く速度が速いのに対し、浅海では波高が高くなるが速度は遅くなるためです。
津波の高さは、沿岸部で10~45mに達する津波が日本の沿岸部にも到達し、特に太平洋沿岸地域に大きな被害をもたらし、広範な浸水被害が発生する可能性があります。
2011年の東日本大震災時の津波に匹敵する規模の津波が日本全体に押し寄せ、沿岸部の都市や集落は壊滅的な被害を受けることになります。
遡上高を考慮する必要性
200mの隕石がフィリピン海に落下した場合、日本やフィリピン、台湾では津波の遡上高が最大135mに達する可能性があります。
遡上高を考慮した場合、安全な標高は少なくとも162m、より保守的なアプローチでは175.5m以上が推奨されます。
これにより、津波の直接的な影響を避けることができます。
日本各地への到達時間
沖縄はフィリピン海に最も近い日本の地域であり、津波の到達時間は約1.5~2時間と予想されます。
九州は沖縄の次に近い地域で、津波の到達時間は約2~2.5時間と予想されます。
四国と近畿では津波の到達時間は約2.5~3時間と予想されます。
関東の津波の到達時間は約3~3.5時間と予想されます。
東北は最も遠い地域であり、津波の到達時間は約3.5~4時間と予想されます。
これらの到達時間は、あくまで理論的な推定値であり、実際の状況では様々な要因によって変動する可能性があり、地域によって津波の高さや威力も大きく異なる可能性があります。
リアス式海岸のような入り組んだ地形では、津波が増幅されて非常に高くなる可能性がありますが、遠浅の海岸では、津波のエネルギーが分散されて高さが抑えられる可能性もあります。
火山活動の誘発
隕石の衝撃が地下のマグマ活動を活性化させ、火山の噴火を誘発する可能性があり、火山灰や溶岩流が広範な被害を引き起こすでしょう。
例えば、富士山では、隕石衝突による地震波がマグマだまりを刺激し、噴火の可能性が高まり、噴火した場合、首都圏を含む広範囲に火山灰が降り注ぎ、交通機関の麻痺や健康被害が発生する可能性があります。
阿蘇山では、既に活発な火山活動がさらに激化し、大規模な噴火が発生するかもしれません。
これにより、周辺地域は火山灰や溶岩流の被害を受け、長期的な避難が必要となる可能性があります。
具体的な被害例
東京は、特に、東京湾沿岸の低地で、津波による広範囲な浸水被害が広がり、都市機能が麻痺し、多くの住民が避難を余儀なくされるでしょう。
また、地震による建物の倒壊も懸念され、高層ビルが多い都心部では、ビルの損壊や窓ガラスの落下などにより、二次災害のリスクも高まります。
名古屋では、伊勢湾から河川を遡上する津波により、低地に位置する工業地帯や住宅地など、広範囲にわたる浸水被害で大きな被害を受ける可能性があります。
大阪では、津波が大阪湾内に入り込み、大阪市の中心部や沿岸部の工業地帯まで浸水し、大きな被害を受ける可能性があります。
沿岸部の工業地帯や港湾施設の被害は、日本の製造業や貿易に大きな打撃を与えることになり、東京や大阪といった経済の中心地が被害を受けることで、金融市場や企業活動にも大きな影響が及ぶことが予想され、日本の社会経済に長期的かつ深刻な影響を与えることになるでしょう。
復興には莫大な資金と時間が必要となり、国家の経済政策にも大きな変更が求められ、エネルギー供給の問題や食糧生産への影響など、様々な課題に直面することになります。
フィリピンの被害
地震の影響
隕石の衝撃により、強い地震が発生し、フィリピン全土に、建物の倒壊や地滑りなどの被害を引き起こすでしょう。
落下地点からマニラまでの距離が約1200Kmとすると、地震波は2〜3分で到達し、M9.0以上で震度6強〜7を超える巨大地震が予想されます。
地震による被害の範囲は広範囲に及び、建物の倒壊、橋や道路の損壊、地滑りなどが発生し、都市部では高層ビルの倒壊や火災の発生が、地方では、山間部での地滑りや土砂崩れにより、集落が孤立する可能性もあります。
津波の影響
フィリピンは隕石の落下地点に最も近く、直接的な影響を受けやすい地域です。
落下地点からマニラまでの距離が約1200Kmとすると、津波の到達時間は約1.5時間と予想されます。
波高は、衝撃の規模や海底の地形によって異なりますが、15mから45m以上となり、その被害は、国全体に深刻な影響を及ぼすことが予想されます。
この津波は数百Km先まで到達し、沿岸部の都市や村を襲うでしょう。
フィリピンの沿岸地域は大規模な洪水や建物の破壊が予想され、建物は一瞬で押し流され、多くの人命が失われる可能性があります。
環境汚染の影響
海水が蒸発して大気中に放出されることで、酸性雨やその他の環境汚染が発生する可能性があり、農業や漁業にも長期的な影響が及び、深刻な問題となります。
植物や建物に悪影響を及ぼし、土壌や水源を汚染する可能性があり、農作物への影響は深刻で、食糧生産に大きな打撃を与えるかもしれません。
海洋環境の変化や汚染により、海洋生物が壊滅的な打撃を受け、漁業資源が大幅に減少し、甚大な影響を与えることになります。
具体的な被害例
首都マニラでは、津波により都市全体が浸水し、数十万人が避難を余儀なくされるでしょう。
高層ビルの低層階は完全に水没し、電力や通信などのインフラが壊滅的な被害を受けます。
交通網も寸断され、救助活動や物資の輸送が困難になることが予想されます。
セブでは、観光地や商業施設が集中する地域で大規模な浸水被害が発生し、美しいビーチや高級リゾートホテルが津波にのみ込まれ、セブ港や空港も大きな被害を受け、物流や人の移動が制限されることで、経済活動の停滞が長期化する可能性があります。
ダバオでは、住宅地や商業地が広範囲に浸水し、低地にある密集した住宅地では、多くの家屋が流失し、多数の犠牲者が出る可能性があります。
また、ダバオ川の氾濫により、内陸部まで浸水被害が広がる可能性もあり、フィリピンの社会経済に長期的な影響を与えることになるでしょう。
その他の周辺国の被害
隕石の落下による影響は、フィリピンや日本だけでなく、周辺国にも及びます。
特に、台湾、中国、インドネシアなどの国々も大きな被害を受ける可能性があります。
台湾の被害
落下地点から台北までの距離が約1100Kmとすると、地震波は2〜3分で到達し、M9.0以上で震度6強〜7を超える巨大地震が予想されます。
津波の到達時間は約1.5時間程度で、台湾の沿岸部にも到達し、大きな被害をもたらし、台北などの都市部が影響を受けます。
この時間は、それほど余裕があるとは言えないので、迅速な避難が必要となります。
波高は衝撃の規模や海底の地形によって異なりますが、沿岸部で15~45mに達する可能性があり、多くの建物や構造物を破壊するのに十分な高さです。
台北市は広範囲にわたって浸水し、台北港や周辺の工業地帯が大きな被害を受けることで、台湾の輸出産業に深刻な影響が出ることが予想されます。
台北101などの高層ビルは地震の揺れによる被害を受ける可能性もあります。
韓国の被害
韓国の沿岸地域も津波の影響を受ける可能性があります。
落下地点からソウルまでの距離が約2200Kmとすると、地震波は3〜5分で到達し、M7.0以上で震度4強〜5強を超える地震が予想されます。
津波の到達時間は約3時間程度で、朝鮮半島の沿岸部にも到達し、大きな被害をもたらし、釜山などの都市部が影響を受けます。
南部も海岸線が複雑なため、津波が増幅されて非常に高くなる可能性があります。
この時間は、それほど余裕があるとは言えないので、迅速な避難が必要となります。
波高は衝撃の規模や海底の地形によって異なりますが、沿岸部で10~30mに達する可能性があり、多くの建物や構造物を破壊するのに十分な高さです。
特に釜山で大規模な被害を受けるでしょう。
ソウルは津波の影響は低いものの、地震の揺れで被害が生じます。
中国の被害
中国の沿岸地域である、上海や広東省も津波の影響を受ける可能性があります。
落下地点から上海までの距離が約1700Kmとすると、地震波は2〜4分で到達し、M8.0以上で震度6強〜7を超える巨大地震が予想されます。
津波の到達時間は約2.2時間程度で、上海の沿岸部にも到達し、大きな被害をもたらし、都市部が影響を受けます。
その他の中国沿岸部も、3〜4時間以内に到達します。
波高は衝撃の規模や海底の地形によって異なりますが、上海など沿岸部で10~45mに達する可能性があり、多くの建物や構造物を破壊するのに十分な高さです。
その他の沿岸部でも、波高は10〜30mに達する可能性があります。
2.2時間というのは、それほど余裕があるとは言えないので、迅速な避難が必要となります。
4時間であっても、余裕のある時間ではありませんので、やはり、迅速な避難が必要となります。
中国全体の被害は沿岸部や、フィリピン、日本、台湾に比べれば低いものの、依然として深刻な被害をもたらすでしょう。
上海市は黄浦江沿いの金融街や観光地が被害を受け、浸水などの被害により、経済活動に影響が出ます。
インドネシアの被害
インドネシアの島嶼部も津波の影響を受ける可能性があります。
特にジャカルタやスラバヤなどの主要都市が影響を受けるでしょう。
落下地点からジャカルタまでの距離が約3600Kmとすると、地震波は5〜7分で到達し、M6.0以上で震度2〜4を超える地震が予想されます。
津波の到達時間は約4.5時間程度でジャカルタやスラバヤなどの都市部が影響を受けます。
しかし、島嶼部が多いため、各島々にはもう少し早く到達します。
インドネシアの沿岸部では、津波の高さが5~20mに達する可能性があります。
しかし、インドネシアの場合、多くの島々からなる地形が被害を複雑化させる可能性がありますので、余裕がある時間とは言えないので、迅速な避難が必要となります
ジャカルタ市は浸水し、生活インフラが影響を受けます。
特に、北ジャカルタの低地部分が大きな被害を受ける可能性があります。
グローバルな影響
200m級の隕石がフィリピン海に落下する事態は、単に周辺国だけでなく、地球全体に対しても大きな影響を与える可能性があります。
その影響は、気候変動、生態系への影響、経済的な影響など、多岐にわたります。
気候変動への影響
隕石の衝突により、大量の塵やガスが大気中に放出されることで、大気中の塵やガスが太陽光を遮断し、地球の気候が冷却される「隕石の冬」が発生する可能性があり、数年間にわたって気温が低下し、極端な気象現象が増加するでしょう。
異常低温や大雪、干ばつなどが世界各地で発生する可能性があり、世界的な食糧危機が発生する可能性があります。
主要な穀物の生産地帯で収穫量が激減する可能性があります。
世界中の食糧供給に大きな影響が出るため、食料価格が高騰し、特に発展途上国で深刻な飢餓問題が発生する可能性があります。
生態系への影響
海洋や陸上の生態系に大きな影響を及ぼし、多くの動植物が絶滅する可能性があります。
海洋生態系では、津波による海洋汚染や海水温の変化により、海洋生物が大量に死滅する可能性があり、サンゴ礁が破壊されることで、多くの魚類や甲殻類の生息地が失われ、プランクトンの減少により、海洋全体の食物連鎖が崩壊する可能性もあります。
陸上生態系では、気候変動による生息環境の変化により、熱帯雨林の気温低下などで、多くの固有種が生存できなくなり、多くの動植物が絶滅の危機に瀕するでしょう。
また、農業への影響により、人間の活動が自然環境をさらに圧迫する可能性もあります。
これらの生態系の変化は、長期的には人間社会にも大きな影響を及ぼします。
経済的な影響
隕石の衝突による被害を直接受けた国々の経済活動が大幅に低下することは言うまでもありませんが、その影響は国際的な貿易や産業にも大きな影響を与えるでしょう。
港湾施設や物流インフラが破壊されることで、国際貿易が大幅に停滞し、シンガポールや香港といった主要な中継港が機能を失えば、世界中の物流に大きな混乱が生じるでしょう。
産業の壊滅的な被害も深刻な問題です。
被害を受けた地域の産業活動が停止することで、グローバルなサプライチェーンに大きな影響が出るでしょう。
日本や韓国の自動車産業、台湾の半導体産業、中国の製造業などが大きな打撃を受けることで、世界中の多くの産業に波及効果が生じる可能性があります。
被災地域の復興に莫大な資金が必要となることで、世界的な資金の流れが大きく変化し、金融市場に大きな混乱をもたらす可能性があります。
まとめ
たつき諒氏の予知夢と保江邦夫氏の予測から、200mクラスの隕石がフィリピン海の東500Km地点に落下すると仮定すれば、その影響は甚大であり、フィリピンや日本を含め、広範な地域に対して甚大な被害をもたらすでしょう。
予知夢にあった、津波だけではなく、地震、火山活動の誘発など、複合的な災害が発生する可能性が高く、その影響は長期にわたると予想されます。
どうやって備えるかは、それぞれで違うとは思いますが、被害を最小限に食い止める準備は個人で行なっておく必要があると考えます。
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