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【緊急】もし日向灘で巨大地震が発生したら?宮崎県県と九州・四国などの被害予測とその影響

この記事を作成しているときに日向灘で地震が発生し、気象庁が「巨大地震注意」の情報を出しました。これには驚きです。

気象庁サイトより引用

地震は、北緯32度 東経131.7度でしたが、AIでシミュレーションした地域が北緯31.8度、東経131.7度でした。

気象庁サイトより引用

ほぼ、同じ位置ということで2度 驚きでした。

今回はM7ということで、一部割れの可能性があります。

これは、想定震源域のうち、狭い領域のみが破壊される現象です。

半割れであれば、巨大地震に繋がる可能性が高くなるのですが、一部割れであれば、「今後30年以内に南海トラフ大地震が起きる可能性が7〜80%」という、今までの評価と変わりはないと考えてよいのではないでしょうか?

しかし、今回の地震では「東日本大震災」のような被害が出ていないので、安心している人々が多いと思いますので、「日向灘での地震シミュレーション」の前に、マグニチュードについての説明からいたします。

マグニチュードについて

8月8日の会見で、気象庁はモーメントマグニチュード(Mw)という言葉を使っていましたが、一般的には、速報値である気象庁マグニチュード(Mj)で発表します。

これは、Mwは断層面の剛性率、断層面積、断層全体の変位量の積を計算し、Mjは、地震波の振幅を基に計算されるため、誤差が生じるのです。

しかし、マグニチュードが1増えるごとに、地震のエネルギーは約32倍になります。

マグニチュードが1違うだけでも、被害状況や津波高、遡上高には大きな影響があります。

マグニチュードとエネルギーの関係

  1. マグニチュードが1増えるごとにエネルギーは約32倍
  2. マグニチュードが2増えるごとにエネルギーは約1,024倍(32倍の32倍)

具体的なエネルギーの比較をすると、以下のようになります。

  • M7からM8ではエネルギーが32倍増加
  • M7からM9ではエネルギーが約1,024倍増加

マグニチュード7(M7)の地震

被害状況

  • エネルギー: M7の地震は約6.3×10^14ジュールのエネルギーを放出します。
  • 建物の被害: 耐震設計が不十分な建物は倒壊する可能性があり、古いインフラが被害を受けやすいです。
  • 停電や火災: 大規模な停電や火災が発生する可能性があります。
  • 地盤の揺れ: 震源地から半径50〜100キロメートルの範囲で強い揺れが感じられます。

津波高

  • 津波の高さ: 数メートル程度(2〜5メートル)の津波が発生することがあります。

遡上高

  • 遡上高: 数百メートルから1キロメートル程度の範囲で津波が内陸に進むことがあります。

マグニチュード8(M8)の地震

被害状況

  • エネルギー: M8の地震は約2.0×10^16ジュールのエネルギーを放出します。M7の地震の約32倍のエネルギーです。
  • 建物の被害: 耐震設計がされた建物でも損傷を受ける可能性があり、古い建物やインフラは倒壊する可能性が高いです。
  • 停電や火災: 多くの地域で大規模な停電や火災が発生します。
  • 地盤の揺れ: 震源地から半径200〜300キロメートルの範囲で強い揺れが感じられます。

津波高

  • 津波の高さ: 10メートル以上の津波が発生することがあります。

遡上高

  • 遡上高: 数キロメートルに及ぶ範囲で津波が内陸に進むことがあります。

マグニチュード9(M9)の地震

被害状況

  • エネルギー: M9の地震は約6.3×10^17ジュールのエネルギーを放出します。M7の地震の約1,024倍のエネルギーです。
  • 建物の被害: 広範囲にわたる建物の倒壊が発生し、大規模な火災やインフラの完全な崩壊が予想されます。
  • 停電や火災: 広範囲で停電や火災が発生し、二次災害も多発します。
  • 地盤の揺れ: 震源地から半径500〜1,000キロメートルの範囲で強い揺れが感じられます。

津波高

  • 津波の高さ: 20メートル以上の巨大な津波が発生することがあります。

遡上高

  • 遡上高: 10キロメートル以上の範囲で津波が内陸に進むことがあります。

M7の地震では数メートルの津波が発生するのに対し、M9の地震では20メートル以上の津波が発生する可能性があり、遡上高も数百メートルから10キロメートル以上に及ぶことがあります。

日向灘での地震

日向灘の地震の歴史と背景

ここで、本題に戻ります。

日向灘は、過去に多くの地震が発生してきた地域です。

1968年の日向灘地震は、マグニチュード7.5を記録し、宮崎県や大分県を中心に大きな被害をもたらしました。

この地震では、多くの建物が倒壊し、津波も発生して沿岸部に甚大な被害を与えました。

日向灘はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界に位置しており、この地域のプレートの動きが地震を引き起こす主な要因となっています。

日向灘での巨大地震の可能性と予測

専門家によると、日向灘でマグニチュード9の巨大地震が発生する可能性は十分にあります。

この規模の地震は、広範囲にわたる被害をもたらし、沿岸部では津波による被害が甚大になることが予想されます。

宮崎県や九州・四国地方の住民は、このリスクを認識し、適切な対策を講じる必要があります。

仮定震源域と地震の特徴

日向灘の地質と震源域の概要

仮定震源域は、宮崎県沖から大分県沖にかけて広がっており、この地域でのプレートの動きが巨大地震を引き起こす要因となります。

今回は「北緯31.8度、東経131.7度」でプレートの滑りによるマグニチュード9の地震が発生したと仮定します。

マグニチュード9の地震が発生した場合の影響

マグニチュード9の地震が発生すると、震源域から広範囲にわたる地域で強い揺れが感じられます。

震源に近い宮崎県や大分県、鹿児島県、そして四国地方では震度6強から震度7の揺れが予想され、多くの建物が倒壊する可能性があります。

九州、四国地方だけでなく、関西や紀伊半島付近でも、大きく揺れる可能性があります。

津波も発生し、沿岸部の広い範囲で被害が拡大することが予想されます。

宮崎県の被害予測

宮崎市の被害予測

津波の遡上高と被害範囲

宮崎市では、マグニチュード9の地震により発生する津波の遡上高は最大で10メートルに達すると予測されます。

沿岸部の広い範囲が浸水し、住宅地や商業施設が大きな被害を受けることが予想されます。

青島や宮崎港周辺は津波の影響を受けやすい地域となります。

地震による建物被害と震度予測

宮崎市内の震度は震度6強が予想され、多くの建物が倒壊する可能性があります。

ライフラインの寸断や道路の崩壊なども発生し、市内の機能が麻痺することが考えられます。

延岡市の被害予測

津波の遡上高と被害範囲

延岡市でも、津波の遡上高は最大で8メートルに達すると予測されます。

延岡駅周辺や五ヶ瀬川の河口付近では浸水被害が大きくなると考えられます。

地震による建物被害と震度予測

延岡市内の震度は震度6強が予想され、建物の倒壊や火災の発生が懸念されます。

市内中心部では被害が大きくなると予想されます。

日南市の被害予測

津波の遡上高と被害範囲

日南市では、津波の遡上高は最大で9メートルに達すると予測されます。

油津(あぶらつ)港周辺や飫肥(おび)城下町の一部地域では浸水被害が深刻化することが予想されます。

漁業施設や住宅地が大きな被害を受ける可能性があります。

地震による建物被害と震度予測

日南市内の震度は震度6強が予想され、多くの建物が倒壊し、交通網が寸断される可能性があります。

山間部では地滑りや土砂崩れが発生するリスクも高く、被害が拡大することが懸念されます。

九州地方の被害予測

福岡県の被害予測

福岡市の津波と地震被害

福岡市では、津波の遡上高は最大で5メートルに達すると予測されます。

博多湾沿岸部や福岡タワー周辺では浸水被害が発生する可能性があります。

地震による震度は震度6弱が予想され、多くの建物に被害が出ることが考えられます。

北九州市の津波と地震被害

北九州市でも、津波の遡上高は最大で4メートルに達すると予測されます。

門司港や小倉北区の一部地域では浸水被害が懸念されます。

地震による震度は震度6弱が予想され、建物の被害やインフラの寸断が発生する可能性があります。

大分県の被害予測

大分市の津波の遡上高と地震被害

大分市では、津波の遡上高は最大で7メートルに達すると予測されます。大分港や別府湾沿岸部では大きな浸水被害が発生する可能性があります。

地震による震度は震度6強が予想され、多くの建物が倒壊し、交通網が寸断される可能性があります。

別府市の津波と地震被害

別府市でも、津波の遡上高は最大で6メートルに達すると予測されます。

温泉街や観光地は浸水被害を受ける可能性が高く、多くの施設が被害を受けることが考えられます。

地震による震度は震度6強が予想され、建物の被害や火災の発生が懸念されます。

鹿児島県の被害予測

鹿児島市の津波と地震被害

鹿児島市では、津波の遡上高は最大で6メートルに達すると予測されています。

鹿児島港や錦江湾周辺では浸水被害が発生する可能性があります。

地震による震度は震度6弱が予想されます。

地震による火災発生のリスクも高く、広範囲での被害が懸念されます。

薩摩川内市の津波と地震被害

薩摩川内市では、津波の遡上高は最大で5メートルに達すると予測されています。

川内川の河口周辺では津波による浸水が深刻化する可能性があります。

地震による震度は震度6弱が予想されます。

熊本県の被害予測

熊本市の津波と地震被害

熊本市では、津波の遡上高は最大で3メートルに達すると予測されます。

地震による震度は震度6弱が予想され、建物の被害や道路の崩壊が発生する可能性があります。

熊本城周辺では被害が大きくなることが考えられます。

天草市の津波と地震被害

天草市では、津波の遡上高は最大で5メートルに達すると予測されます。

天草五橋周辺では浸水被害が懸念されます。

地震による震度は震度6弱が予想され、建物の被害や交通網の寸断が発生する可能性があります。

四国地方の被害予測

高知県の被害予測

高知市の津波の遡上高と地震被害

高知市では、津波の遡上高は最大で12メートルに達すると予測されます。

浦戸湾や高知港周辺では大規模な浸水被害が発生する可能性があります。地震による震度は震度7が予想され、多くの建物が倒壊し、甚大な被害が出ることが考えられます。

宿毛市の津波と地震被害

宿毛市でも、津波の遡上高は最大で10メートルに達すると予測されます。

宿毛湾周辺では浸水被害が深刻化することが予想されます。

地震による震度は震度6強が予想され、建物の倒壊や道路の崩壊が発生する可能性があります。

愛媛県の被害予測

松山市の津波と地震被害

松山市では、津波の遡上高は最大で8メートルに達すると予測されます。

松山港や道後温泉周辺では浸水被害が発生する可能性があります。

地震による震度は震度6強が予想され、多くの建物が倒壊し、被害が広がることが考えられます。

宇和島市の津波と地震被害

宇和島市では、津波の遡上高は最大で9メートルに達すると予測されます。

宇和島港周辺では浸水被害が深刻化することが予想されます。

地震による震度は震度6強が予想され、建物の倒壊や交通網の寸断が発生する可能性があります。

徳島県の被害予測

徳島市の津波と地震被害

徳島市では、津波の遡上高は最大で10メートルに達すると予測されます。

徳島港や鳴門海峡周辺では大規模な浸水被害が発生する可能性があります。

地震による震度は震度6強が予想され、多くの建物が倒壊し、被害が拡大することが考えられます。

鳴門市の津波と地震被害

鳴門市では、津波の遡上高は最大で9メートルに達すると予測されます。

鳴門海峡周辺では浸水被害が深刻化することが予想されます。

地震による震度は震度6強が予想され、建物の倒壊や道路の崩壊が発生する可能性があります。

津波による具体的な地域の被害

各地の津波遡上高と避難可能性

宮崎県、九州・四国地方の各地で津波の遡上高が予測されます。

宮崎市では10メートル、延岡市では8メートル、日南市では9メートル、高知市では12メートルと予測されます。

これらの地域では、津波の到達時間が短いため、迅速な避難が求められます。

津波の影響を受ける主な地域と地名

津波の影響を受けやすい地域として、宮崎県の青島、宮崎港、延岡市の五ヶ瀬川河口、日南市の油津港、四国地方の高知市の浦戸湾、徳島市の徳島港などが挙げられます。

これらの地域では、津波による浸水被害が深刻化することが予想されます。

各地の震度予測と地震被害

宮崎県内の主要都市の震度予測

宮崎市、延岡市、日南市では震度6強が予想され、多くの建物が倒壊し、ライフラインの寸断が発生する可能性があります。

九州各地の主要都市の震度予測

福岡市、北九州市、大分市、別府市、熊本市、鹿児島市では震度6弱から6強が予想され、多くの建物に被害が出ることが考えられます。

四国各地の主要都市の震度予測

高知市、松山市、宇和島市、徳島市、鳴門市では震度6強から7が予想され、多くの建物が倒壊し、甚大な被害が発生する可能性があります。

安全な地域と避難可能性

宮崎県内の安全な地域と海抜

宮崎県内で安全な地域として、海抜50メートル以上の地域が挙げられます。

例えば、宮崎市の内陸部や延岡市の山間部などが該当します。

九州地方の安全な地域と海抜

九州地方では、福岡市の内陸部や大分県の山間部、熊本市の内陸部が安全な地域と考えられます。

これらの地域では、海抜50メートル以上の場所が安全とされています。

四国地方の安全な地域と海抜

四国地方では、高知県の内陸部や愛媛県の山間部、徳島県の内陸部が安全な地域と考えられます。

これらの地域も海抜50メートル以上の場所が安全とされています。

まとめ

マグニチュードは1増えるごとにエネルギーが32倍に増えます。

つまり、マグニチュード7と9では1000倍もの違いがあるということを認識しておくべきです。

日向灘で、マグニチュード9の巨大地震が発生した場合、広範囲にわたる甚大な被害をもたらす可能性があり、宮崎県や九州・四国地方だけではなく、中国地方、関西近郊まで被害が想定されます。

地震に対する心構えと準備は、被害を最小限に抑えるために不可欠です。

地域住民は、自身の安全を確保するために、日頃からの備えを怠らないようにすることが求められます。

「その日」は突然やってきますので・・・・

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